紆余曲折

雑多録

星を渡る人と宇宙三部作

こんにちは、MSSPという宇宙の片隅でソウルメイトを名乗ってる者です。

さて、今回のブログは前々回に投稿したこちら宇宙三部作 - 紆余曲折のブログを読んでから読んでいただけますと幸いです。

この「俺の考えた最強の宇宙三部作」は、まだインターステラーを知らなかったオタクの妄想だったんだなと恥じ入る思いです。

インターステラーといえばFBさんが好きな映画で、映画史の中でもかなりレジェンダリーなSF映画です。

ただ、私が個人的に「死が近い場所」が死ぬほど苦手なので宇宙で遭難する的なイメージが強かった本作にはなかなか手が出ず、やっと観ることができました。

そしてこれを見ずに解釈だなんだとのたまってた自分の愚かさを嘆きました。

 

おいおいおい、インターステラーって宇宙三部作の事じゃねーか。というか逆だ。

 

宇宙三部作はインターステラーじゃん!!!!

 

というのがこの話の本題です。もう終わった。説明いるか?いりますよね…ウィッス

 

さて、前々回のブログでは宇宙三部作は「地球から資源が尽きてその資源を求めて新しい星を見つける物語」というふうに解釈しておりました。ここ、結構インターステラーに近くてびっくりしましたね。

 

たとえば宇宙戦艦ヤマト(2199版TVシリーズのみの履修)とかでもそうなんですが、人々が地球以外の世界を求めるのは地球がなんらかのピンチに陥ってるからなんですよね。

 

私の解釈では資源、宇宙戦艦ヤマトでは度重なる攻撃により地下世界への居住を余儀なくされたがその生活すらも危うくなるほど疲弊した星、そしてインターステラーでは砂嵐による健康被害と食糧問題。

 

体にも悪く、食べられるものがとうもろこしだけでそれもいずれ農作物の被害で失われる…未来のない星から人を救うためにワームホールを抜けて別の宇宙に旅立つ任務を背負うクーパー(インターステラーの主人公)……。

 

11光年クエストじゃーーーん????

 

とめちゃくちゃ思いました。

たとえば最初に出る幼い心は〜は娘のマーフィーの事じゃないかと思うんですよ。だってマーフィーがこの映画においては鍵なので(今更ですがインターステラーのネタバレが激しいので未視聴の方は今すぐ観てくださいね)最後まで飛び続けている宇宙に選ばれた少女の祈りとしか思えないんですよね…。

 

僕と幼い心は別々の生き物だったということです…運命共同体だけどね!

 

光と並走して〜は2ヶ月の土星までの道のりですかね?時空すらこのハートを止められないというのは「早く地球に帰還する」という気持ちでしょう。知らんけど。

 

農業が好きではないクーパーにとっての全ては家族です。だから全てを過去(出発する前)に置いてきた…だと非常に納得いくんですよね。

 

僅かな光は人類(あるいは家族が生き延びることが出来る)ということへの希望かな…と。

 

衰えた体の部分はどう解釈したものか…と思っていますが、クーパー自身は若く健康的です。見た目が変わらないだけでガルガンチュアに辿り着いた彼は地球換算では50歳を超えてるわけなのでその辺の絡みかな…とは思います。時間は巻戻りはしない、というのは過去に戻りたいというクーパーにそれは無理だとなだめる船員たちの会話を彷彿とさせます。

相対性理論ですね。時間の伸び縮みはするけれど過去に干渉するには5次元に至らなければならないという……ここすごく残酷だなと思って泣きました。

 

光陰矢の如しの部分は本当にガルガンチュアのあたりを彷彿とさせるんですよね 思い出しただけでも辛くてえづきそうです オェッ

 

さて、スターダストメモリーはじゃあどこ軸の時間なんや?という問題ですが、それは先に旅立った12人の宇宙飛行士たちかな…と思います。

みんなは「星にたどり着ければ人類は救われる」という嘘を信じていたのでしょうか。

わかりません。

しかし、彼らは愛する人のために尊い人命をなげうって星の探査に向かいました。それは自分たちが星と運命を共にする覚悟ができていたからできることでは無いでしょうか。

……あるいはここは5次元に至ったクーパーのことでもあるような気がします。

クーパーにとっては無限に続くような長い時間かかったと思います。モールス信号でマーフィーに量子的データを送り続けたのは。そして彼自身ブラックホールの中に至る時、死ぬ覚悟をしたと思います。5次元世界に作られた3次元の箱が閉じられるその時も。

 

さて、wakasagiです。

これはもしかしたらFBさんの描いたインターステラーのその先かな、と思いました。

というのも最後のシーンでアメリアは人の住める星に辿り着いているし、その彼女をクーパーとロボットの…名前を忘れてしまったあの子と2人で探しに行くわけです。

あの時はワームホールがあったものの、なければどこにあるかも分からない遠い宇宙にあるたった一つの星です。

例えるなら砂漠の中からひとつぶの砂を探し出す旅です。

 

多分この頃には技術が発展しているので食料はともかく水は排泄物から濾過などして循環される機能や、エネルギーもダークエネルギーを利用して〜みたいは彼方のアストラ方式かもしれない(彼方のアストラは名作なので見てください)。ダークエネルギーってなんぞ?と思った方はまあ燃費がめちゃくちゃ良くなってるかもしれない、的な意味合いで読んでください!

 

どんなに優秀な船でも通信は繋がらなくなったり壊れたりすることもあるし、一緒に乗ったロボットは故障する可能性もあります。

故障したと嘘をついて無理やり信号を送らせた上にデータを見たら自爆するようにセットするとかいうド外道のことを思い出すと腸煮えくりかえるんですけどね。主人公も帰りたがってるんだから素直に一緒に地球に帰れや ボケが 死ぬなら1人で死んでくれ(怒り冷めやらぬ顔)

 

でもまあそんな状況でもクーパーはきっとアメリアの元にたどり着ける、という歌なのかなと思います。どうして?愛があるからですよ。

時には愛という力が運命を、人を導くことがあるんですからそういうロマンがあったっていいと思いますよ…。

 

とはいえガバガバ解釈すぎるのでそれとは別件で別の方のブログ(ちょっと許可を取ってないので引用できないのですが)で、超新星爆発により生まれた星と星の子供である人間と宇宙三部作を繋げた方がいててそれも非常にエモでした。


スターダストメモリー超新星爆発による星屑たち(そして星)が主人公の物語だとしたら、wakasagiで人類に見つけてもらえたからハッピーエンドってことだったりしません????という新たな可能性に気づいてしまいました。
涙も凍る世界・幾重に重なる色彩・真っ青な空より広がる空間・身体も溶ける業火って星屑がひとつの星に形成されていく過程……?(星の中には地熱とかの関係で多分マグマが通ってるし、地球も氷河期あったから辻褄があわなくもない)と思いましたし、物心がつくより前から知っている「宇宙の子ども」である人類…。
そしてスターダストメモリーの主人公が見ている流星ってこれWAKASAGI号(あるいはそこまでたどり着けなかったものの人類の誰か)では?とめちゃくちゃ思いました。

 

わかんないですけどね!

 

このブログ締め方に困ったのですが、つまりFBさんはひとつのシリーズで3つもの解釈を楽しませてくれるような作品を作ってくださる神ということがよくわかりましたね…。

 

ではまたいつか!ばーい!

 

ちなみにインターステラーを見た直後の私のツイート文面だけ貼っておきますね。気が狂ってんな。

 

インターステラー、あと2ヶ月くらい寝かせてからもう一度みたいです とにかく途中の孤独感で耐えられなくなる でも見てる途中「めっちゃ宇宙三部作じゃん…」って思った めちゃくちゃえふびーさんのルーツを感じるいい映画でした でも間をあけないとおかわりできないこれは 飲み込めないよお

 

やっぱあの途中で裏切り者が自爆したシーンとか絶叫しましたね ふざけんな死ぬなら1人で死ね!!!!!!と思ったし 1人でいる事に耐えられなかったから1人で死ぬこともできなかったんやろな だから巻き添えにしたんだ 最悪だよ よかったな お前のせいでお前だけじゃない誰かが死んだぞ ゆるさん 

 

インターステラー感想

・ずっとつらい
・ずっとかなしい
・ずっと息苦しい
・とても孤独
・正解のない世界
・選択肢は無限ではない
・3つの星のうち一つだけ望みはあった事だけは救い(土ある水ある酸素ある 草木育てられればワンチャンある)
・全員がボタンをかけ違えていく

・1人を救いにいって1人を殺し、1人に会いに行って2人が死ぬ ここが地獄か?
・最悪の上塗り
・どうあがいてもそこに死がある やめろ
ワームホールの先にあるブラックホールが終着点なら先にそう言え
・わ〜〜〜〜宇宙三部作だぁ
・わぁ〜〜〜パスタ美味しい(逃避)

総評:初見で映画館で見てたら間違いなく気が狂っていた 家の中で遠慮なく絶叫してぬいぐるみが変形するほど抱きしめられる環境だから耐えられた この世で1番怖くて尊いものはやはり人であり、愛であるということを学ぶことが出来るいい映画 それはそれとしてこの孤独に耐えている宇宙飛行士さんやばい

 

 

待って?最初の空軍のドローンも彼ら……あるいは彼らに招かれた先人の誰かが招いた…?マーフィーに自分たちを観測させ興味を持たせるために?導いたの??宇宙三部作…じゃん………

 

地球の資源がなくなる前に辿り着かねばならないが、理論が完全ではない旅に行かねばならない これが宇宙三部作の答えだったのか……。そして最終的に理論の半分まではたどり着くことが出来た。そして、その先のアメリアへと繋がる………。だから三部作は緑と水のある資源ある星にたどり着くというえふびーさんなりの答えというか続きというか…………それこそ、彼の考えるロマンなのかもしれないね。

 

宇宙三部作は…インターステラーのことじゃん………もはやさあ…………
だれもどこにもたどり着けない、嘘を嘘と理解してしまった先人たちのスターダストメモリー
マーフィーを招くために呼ばれた主人公の11光年クエス
そして主人公とマーフィーがその先に見るアメリアのいる星を目指すwakasagi

1番下のこれがこのブログを書くに至ったつぶやきです。

お付き合い頂きありがとうございました!